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大山哲と本。

大山哲。本が大好きです。オススメの本や読みやすい本を紹介していきます。

大山哲のこの一冊!ビブリア古書堂の事件手帖

こんにちは。大山哲が選ぶ今日の一冊はビブリア古書堂の事件手帖です。


著者は三上延でジャンルはライトミステリー小説で、人気のシリーズ物となっています。


作者の三上氏は、武蔵大学卒業後に中古レコード店や古書店などに勤めて、「ダーク・バイオレッツ」で第8回電撃小説大賞を3次選考を通過して、2002年に同作でデビューを果たしました。

初期の作品はどちらかといえばホラー系となっていたのですが、2011年に発表した「ビブリア子書道の事件手帳」で人気が出て、2012年には本屋大賞にノミネートされました。


ビブリア古書堂の事件手帳は、古書に関して並外れた知識を持つ、そして極度の人見知りでもある美貌の古本屋店主の栞子がヒロインで、客が古本屋に持ち込んでくる古書を巡っての日常の謎系のミステリーストーリーになっています。


各話のタイトルが実在している小説からとられていること、さらに小説内で舞台となる古本屋にはモデルがあることが特徴です。

フィクションの世界であり、内容的にありえないと思いながらも現実感があるのは舞台設定がしっかりとしていること、さらに作者の古書店で勤めていた経験が十分に生かされているのが理由でしょう。


メディアワークス文庫では初のミリオンセラー作品で、さらに、メディアミックスとして2種類の漫画作品が出ており、テレビドラマも制作されたことから、文庫小説を読んでいなくとも知っている人が増えました。


ビブリア古書堂の事件手帳が人気となる理由として、小説を読む人の諸説好きの気持ちを揺さぶる内容にもあって、ミステリー小説としての謎解きだけではなく、それぞれの話に使われている小説の裏話やトリビア、謎が解き明かされるのが興味深くなっています。

さらに、人見知りのヒロインと運命的な流れで働くことになった不器用なヒーローとの関係性、淡すぎる恋愛感情の行方も気になるところです。

他に家族との関係など、気になるところがいくつもあって先が楽しみになります。
そして、ライトノベルとありますが、一般的にイメージするところの萌え系や恋愛要素はほとんど皆無で、話の中心は古書にまつわる謎と人間模様になっています。

表紙から敬遠される人もいるかもしれませんが、小説が好き、謎やミステリーが好きなら読んで損はなく、むしろ、ラノベ的な印象で読まないのはもったいないでしょう。

 

短編による連作タイプなので読みやすく、子供から大人、男女問わず楽しめる作品です。