大山哲のこの一冊!百舌の叫ぶ夜/幻の翼
こんにちは。大山哲が選ぶ今日の一冊は百舌の叫ぶ夜/幻の翼です。
集英社から発売されているミステリー小説で、テレビドラマにもなっている注目度が高い作品になっています。
そして、百舌シリーズとして評判になっています。
作者の逢坂剛は、1943年生まれの東京都文京区生まれの人物です。今まで、「屠殺者よグラナダに死ね」、「カディスの赤い星」、「平蔵狩り」の作品を発表しています。
「屠殺者よグラナダに死ね」では第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、「カディスの赤い星」では第5回日本冒険小説協会大賞と第96回直木三十五賞、さらには第40回日本推理作家協会賞を受賞しています。
そして、「平蔵狩り」では第49回吉川栄治文学賞を受賞しています。
逢坂剛は百舌シリーズの他にもさまざまなシリーズ作品を有しています。
岡坂神策シリーズや御茶ノ水警察署シリーズなどがあります。
推理小説の代表作家として高い人気を誇っています。30年以上にわたり、推理小説作家として第一線で活躍し続けている人物になります。
「百舌の叫ぶ夜」は初版が1986年になっています。そして、1990年に文庫化されています。今でも多くの人に読まれている逢坂剛の代表作になっています。少し複雑のストーリーになっていて、抜群の読みごたえがあります。
記憶喪失の男や爆破テロ事件などが絶妙に事件に絡んでくる仕上がりになっています。
そのため、息つく暇がないような展開になっていて、公安や過激派組織が絡んでくる立体感があるテイストです。
読みだしたら止まらないような疾走感があふれる作品になっているので、一度手に取ってみることを強くお勧めします。
魅力的な世界観に触れてみてください。