大山哲のこの一冊!起終点駅ターミナル
こんにちは。大山哲が選ぶ今日の一冊は起終点駅ターミナルです。
映画化されたことでも話題になっている一冊です。
抒情的な表現に多くのファンがいるという特徴があります。
北海道を舞台にした作品を書き続けていることでも知られています。小説「ホテルローヤル」で第149回直木賞を受賞しています。
北海道の情景と空気感を作品に盛り込んでいるという特徴があり、心をうつ感動作を発表しているのです。現在では夫の転勤を伴い、北海道を離れて生活を送っています。
はかない人生の中にそれぞれの人が持っている強さが表現されている作品が多くあります。
起終点駅ターミナルは、郷里を去った恋人や疾走していた父親などが盛り込まれている女の人たちの話になっています。
死に関わることで美しさや希望を見出すことに焦点が当てられています。どんな人にでも共感することができるような繊細な世界観が展開されています。起終点駅ターミナルを通して、自分について考えることができる内容です。
そのため、自分にしっかりと向き合うためのきっかけを与えてくれます。作者の筆力によって、自然に強い爽やかな余韻を感じることができます。
そして、胸の奥にゆっくりとしみこんでくるような気持ちになります。
起終点ターミナルは、短編になっているので空き時間に読み進めることができます。気軽に手に取ることをおすすめします。
ハッピーエンドになりすぎていないので、これからも前向きに生きていこうという力になってくれる作品に仕上がっています。
魅力が詰まった作品になっているので、何となく人生に立ち止ってしまいそうなときに助けになってくれる役割を持っています。