大山哲のこの一冊!キアズマ
こんにちは。大山哲が選ぶ今日の一冊はキアズマです。
キアズマは、2016年に新潮社から発売された青春小説の文芸作品になっています。自転車部にメンバー不足のため入部した主人公がロードレースの楽しさにのめりこんでいくというストーリーになっています。
練習をしていくごとに頭角を現していき、チームの勝利に貢献したいという思いを抱えながらもエースと争いを起こしてしまったことをきっかけに、中学時代のつらい経験を思い出してしまうのです。
その思い出によって、二度と誰かを傷つけるスポーツをしたくないと思っていたことを再び意識してしまうようになるのです。
その中で自分にできることは何かと必死にもがきながら、走る喜びに突き動かされるようになっていきます。
自分は何のために走るのかを探すために一生懸命打ち込むように変わっていくのです。
スポーツに打ち込む情熱を軸に人間ドラマが展開されています。
そのため、どんな人でも共感することができる内容に仕上がっています。
そして、レースのシーンが克明に描かれているので、特有の疾走感を感じることができます。
肩の力が抜けるようなふっと笑えるシーンが盛り込まれているので、どんどん読み進めていくことができます。フレッシュで爽やかなシーンにあふれています。
素直になる難しさと立ち向かう勇気について考えさせられます。
周りにいる人に感謝する心を持とうという気分になることができました。
大山哲のとても感動した一冊になります。
人と人とのつながりの大切さを再確認させてもらうことができました。そのため、多くの人に目に触れてほしいと考えています。
キアズマは大山哲の大プッシュのおすすめ本になっているので、チェックしてみてください。