大山哲のこの一冊!姉と弟
こんにちは。
大山哲が選ぶ今日の一冊は姉と弟です。
姉と弟は文芸春秋から2016年に出版されている時代小説の文庫になっています。
シリーズの第4弾になっていて、見延山の久遠寺の代参旅から家に戻ったお夕が父の下で修業を始めるのです。
そして、父が師匠になることに納得がいかない状態で悩みを抱えてしまいます。
俊太郎の父の埋葬場所が分かり、墓を建てる計画が持ち上がります。
また、お夕と俊太郎が姉と弟のような微笑ましい関係を構築しているため温かく父が見守っているのです。
しかし、事態が一転して父も騒ぎに巻き込まれていきます。
読みやすいと評判になっていて、過去の作品もしっかりと説明されているので、つながりを意識しながら読み進めることが可能になっています。
さらに、平和的な内容でストレスフリーで展開が進んでいきます。そのため、爽快な読後感を味わうことができます。
佐伯泰英は1942年生まれの北九州市生まれの小説家である一方で写真家でもあります。主人公が自分の出身地である豊後の小幡出身者であるケースが多くあります。
安定した水準の時代小説を書いていると人気を集めています。そして、その時代の風情がしっかり盛り込まれているので、多くのファンを獲得しています。
そのため、佐伯泰英の本は書店で平積みされているという特徴を持っています。また、ヒットを積みあげているという貴重な作家なのです。
さらには、多数ドラマ化した作品を抱えています。今後の動向が大きく注目されている作家のひとりになっています。
大山哲は姉と妹をお勧めされて読んでみたのですが、とても満足することができる一冊でした。
そのため、大山哲は多くの人に読んでもらいたいと取り上げてみました。
ぜひ読んでみてください。