大山哲のこの一冊!残り全部バケーション
こんにちは。
大山哲が選ぶ今日の一冊は残り全部バケーションです。
全部バケーションは伊坂幸太郎の2015年の集英社から発売されている文庫本になっています。
5編からなる物語になっていて、当たり屋や強請りを生業とする裏稼業のコンビが遭遇した出来事を予想もつかない方法で事件を解決していくストーリーになっています。
あくどい仕事に手を染めながら、生計を立てていくことに疑問を感じ始め足を洗うことを考え始めます。
そして、やめることを打ち明けたところ、その条件として適当な番号で電話をしてその相手とともだになることを提示されたのです。離婚寸前の男につながり、そこからストーリーが絡み合いながら展開していきます。
裏切りや友情の中で人とのつながりについて、考えさせられる一冊になっています。
新鮮なエンディングを迎えていると読者から好評で、心に響く言葉にたくさん出会うことができます。
そして、陽気なギャングやグラスホッパーやラッシュライフなど個性豊かな登場人物が出てきて、色とりどりな人間模様を垣間見ることができます。
さらには、結局どうなったのかという答えが記されていないので、おもいおもいの好きな内容を構築することができるという楽しさもあります。
高い会話のセンスに心が軽くなるような魅力を感じることができます。
大山哲はとても興味深く読み進めることができました。そのため、多くの人にもお勧めしたいなと思っています。
全部バケーションをまだ読んでいないという方は、ぜひ手に取ってみてください。
きっと大山哲のように体の内側から熱い感動を感じることができるでしょう。
そして、頑張って生きていく素晴らしさを再認識するきっかけになるのではないでしょうか。