大山哲のこの一冊!ドンナビアンカ
こんにちは。大山哲が選ぶ今日の一冊はドンナビアンカです。
ドンナビアンカは41歳の純粋な男と27歳のはかない女が織りなす不器用な愛の形をつづった物語になります。
恋に落ちたことが罪だったのではないかと感じてしまうほど、感動できるストリーになっています。
誉田哲也の恋愛捜査シリーズ「ドルチェ」においての長編です。感涙必至の仕上がりになっているため、極上の展開と評判を呼んでいます。
不器用な恋愛ゆえに身代金目的の誘拐事件が発生し、恋愛を中心に話が広がっていきます。キャラクターにとても魅力を感じることができ、社会問題も盛り込まれているので深く考えさせられる内容になっています。
知的好奇心を刺激される箇所が多くあり、満足感を感じやすいテイストがあります。そして、現実に沿った話になっているので、世界観を想像しやすいというメリットを持っています。
そのため、とても読みやすく続編を期待している声も多く挙がっています。
誉田哲也は1964年の東京生まれの作家になっています。
映像化された作品である「ストロベリーナイト」を書いた作家として知られています。
他にも、「姫川玲子シリーズ」や「武士道シリーズ」などのヒット作を持っています。
刑事を主人公にした推理小説を多く執筆しているという傾向があり、警察の内部の描写が緻密だと好評です。そして、主人公や脇役や適役などのそれぞれの視点からストーリーを描くことによって、奥行きをもった構成になっています。
そのため、様々な視点から読み進めることが可能になっていて、あらゆる場面で感情移入しやすくなっています。
そして、推理小説でありながら異例である登場人物の死亡率が高いというケースを持ち合わせています。どのようにストーリーが進んでいくのか分かりづらく、単なる勧善懲悪に着地をしないという要素になっています。また、推理小説だけでなく、青春小説の作品も発表しています。
作品に合わせて文体を変えるなど幅広い才能を見せてくれています。そして、どんな作風でも対応することができる柔軟な思考を持っています。
そのため、ファンの年齢層が幅広く職業もさまざまであるというパターンになっています。
大山哲はこんな内容になっているドンナビアンカがとても気に入りました。そのため、少しでも多くの人に手に取ってほしいという想いです。
まだ読んでないという人は一度目を通してみることを、大山哲は強くオススメいたします。