大山哲のこの一冊!ジェノサイド
こんにちは。大山哲が選ぶ今日の一冊はジェノサイドです。
角川書店から出版されている人気小説になっています。
一気に読み進めることができる高揚感を伴った内容になっています。
最後が綺麗にまとまっているため、満足して読み終えることができます。
しかし、人類滅亡という課題を抱えたままになっているので、考える余白が残っています。そのため、想像を張り巡らせるという楽しみ方をすることもできます。
脚本家を経て、小説家デビューをしたという経歴を持っています。
2001年に「13階段」で第47回江戸川乱歩賞、2011年に「ジェノサイド」で第2回山田風太郎賞を受賞しています。
そして、「ジェノサイド」は第145回直木賞にもノミネートされています。スピード感がある作品が多いため、多くの人から支持を得ている作家です。
もともとは映画監督を目指していて、専門学校にも入学しています。
小学校から自主映画をつくっていたのです。そして、アメリカにわたり大学で映像の勉強をしながら、映像業界で働いていたという過去を持っています。
そのため、幅広い視野を持っているという特徴が作品にも生かされています。
「ジェノサイド」は作者が20歳のころにヒントを得て作り上げられた内容になっています。長い年月をかけて熟成され、作品として完成されたのです。
複数のアイディアがまとまって作品となったことにより、独特の奥深さを持っています。
「ジェノサイド」を読んでみて、時間を忘れるぐらいに夢中になれる体験をしてみてください。そして、この作品に触れれば、きっと本を読むことがもっと好きになっていくでしょう。