大山哲と本。

大山哲。本が大好きです。オススメの本や読みやすい本を紹介していきます。

大山哲のこの一冊!星空のコンシェルジュ

こんにちは。

大山哲が選ぶ今日の一冊は星空のコンシェルジュです。

主人公は子供のころに描いた夢をいつからか諦めて、大人になった今は雑誌のしがない編集者。大人になった彼は自分を騙すことで毎日をやりくりしている。

そんな彼は自分に嫌気がさした時、気晴らしに自分の理想を描いた記事を書き続けている。

「ここは夢を叶えてくれる星降るペンション」。


翌朝、彼が出社すると同僚から部長が呼んでいると声をかけられる。何をやらかしたのかと不安にかられていると気晴らしに書いていたあの記事を採用されてしまう。

あわてる彼はなんとか部長に説明しようとするが、なかなか言えない。やっとの思いでその記事が、自分の脳内にある理想のペンションだと説明すると部長は鬼の形相で怒りを爆発させる。

そのあと、部長はこれに相応しいペンションを見つけてこいと指示を出す。何がなんだかわからず戸惑う主人公。

結局彼は星降る最高のペンションを探しに行くことになる。
この一冊は、どこにでもありそうな会社での出来事です。
主人公は、しぶしぶ自分の理想を描いたペンションを探さなければならなくなってしまう。そんな彼は五十件目にしてある薄暗いペンションを見つける。

最初は戸惑いながらも自分の描いた理想のペンションに似ているところを感じ始めることになる。彼がこのあとに起きる出来事、出会う人たちによってどのように変わっていくか、是非ともこの本を読んで見てください。


大山哲の感想としては、人生でどこにでもありそうなことだが、何かのきっかけで人はどうにでも変われる。

自分を騙しながらではなく、少しだけ勇気を持って日々生きていこうと思える一冊だと思います。

 

星空のコンシェルジュ:読書メーター

 

f:id:ooyamasatoshii:20160830115039j:plain