読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

大山哲と本。

大山哲。本が大好きです。オススメの本や読みやすい本を紹介していきます。

大山哲のこの一冊!残穢

f:id:ooyamasatoshii:20161212153045j:plain

残穢:Amazon

 

こんにちは。

大山哲が選ぶ今日の一冊は残穢です。

 

残穢は、小野不由美が書いた、日本のホラー小説です。

京都で暮らす主人公は女性の「小説家」です。本来のジャンルは大人向け小説ですが、少女向けのホラー小説を執筆する事もあります。

ホラー小説の後書きに、読者の怖い話体験談の募集を呼びかける事もあり、それがきっかけとなり、時々読者から怖い体験の相談をされる事もあるという背景があります。

 

ストーリーは、かつて主人公の著書の読者だった30代女性久保から、1通の手紙が届くことから始まります。手紙の内容は、久保が霊体験をしている事についてなのですが、久保と同じマンションに住む屋嶋という人物も、以前主人公に向けて同じような霊体験をしているという手紙を出していました。

同じマンションに住む住人が、部屋が違うのに同じような霊体験をしているといいうところに、自身がホラー小説を書いているという事もあり、主人公の私は、ホラー絡みと好奇心から調査に乗り出すのです。

 

残穢の中にはいたるところに、ホラーが盛り込まれていて、大山哲も読み進めながら何度もハラハラドキドキしてしまいました。読み終えた後は、後ろに誰かいるのでないか、夜部屋の電気を消してから何か音が聞こえてきそうで、読まなければ良かったと少し後悔してしまうほどの臨場感ある作品でした。

ストーリーは、マンション自体ではなくその場所と過去に秘密が隠されているのですが、本の中の事なのに、自分にも同じことが起きたらどうしようとか、読み終えた本を見ているだけでも臨場感を思い出し、思わずゾクソクっとしてしまうほどの迫力ある一冊でした。

ホラー小説なのに、本当に起こった事のように思えてしまうのが不思議でした。ストーリーの中では、調査の過程で、バブル期や高度経済成長期なども登場しますが、さらに遡り戦後や戦前まで複雑に絡み合うところも見どころです。

 

大山哲は今までにたくさんの本を読んできましたが、読み進めながら節目節目で明らかになる驚愕の事実や、調査中にも起こる数々の怪奇現象などは、思わず身を仰け反らしてしまうほどでした。読み終わってからの率直な感想は、とにかく怖いの一言ですが、十分読み応えのある一冊という事だけは間違いないでしょう。

 

ホラー小説好きの方はもちろん、そうでない方も是非読んでみてはいかがでしょうか。真夜中ではちょっと怖いかもしれないので、昼間の明るい時に読むのがおすすめです。